夏も近づく~2022年05月02日

本日は5月2日、八十八夜ですね。

♪夏も近づく 八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきに すげのかさ

文部省唱歌「茶摘み」の1番です。
情景が目に浮かぶ良い歌詞ですね~。
2番の冒頭「日より続きの今日このごろを」というのは今年はちょっと当てはまりませんね。
一日おきに雨が降っていますし、

楽しい歌で明るい話題を…と思ったのは、朝からNHKBSの「クラシック俱楽部」でグリゴリー・フリード作曲のモノ・オペラ「アンネの日記」を見て、気分がずどーんとしてしまったから。音楽は色々なスタイルが入っていて面白かったし、ソプラノの天羽明惠さんの演奏は素晴らしかった。

「アンネの日記」は、昔読んだ記憶があるものの詳細までは覚えていません。オペラを観ながら「こんなエピソードあったっけ?」と…。それは、ロシアの快進撃に期待するというような内容。作曲者が
ロシア人だから?作られたのが1969年ということは、この時期のロシアは?今この時期だからこそとても敏感になっており、フリードのことや作曲された経緯などを調べています。

ロシアの音楽を排除(と書くととてもキツイ感じですが…)する、しないで物議を醸しています。大好きな曲もたくさんあるし、私は排除するべきではないと思っています。しかし、今までのように純粋に音楽を楽しめない自分がいるのも事実。音楽を聴きながら考え込んでしまうし、ウクライナの壊れてしまった街を思い浮かべてしまう。
すっきりした気持ちでロシアの音楽を聴くことは当分ないでしょう。

チア・ダンス2022年03月21日

一昨日、小学校を卒業した大姪ちゃん。チア・ダンスをやっていて、これが最後の大会になるということで、駒沢オリンピック公園まで行ってきました。
ダンスドリルという言葉、初めて知りました。アメリカの高校では正式な科目なのですね。しかもジャンルがたくさんある。Cheerはそのジャンルのひとつで、イマドキのHip Hop やLyricalなんていうクラシックバレエの要素を前面に出したようなカテゴリーも。なぜ、ジャンルがたくさんあるのかという説明がホームページに書いてあり、とても共感しましたので引用させていただきます。

ダンスドリルの大会は何故、種目が色々あるのか?とよく質問されますが、ダンスドリルの創立者Dr. ケイ・クロフォード先生は高校生にはそれぞれに得手不得手があり、一つの才能・技術に縛られることなく、その多様性に対応する発表の場を提供することが大事と考えました。その結果多種多様のカテゴリーが生まれ、現在も時代の動静、ニーズに対応して競技種目の増減がなされています。

ダンスを音楽と言い換えて考えました。そしてこれは高校生だけでなくすべての人に当てはまりますよね。ピアノ教室にもいろいろな人がいて、その多様性に対応できるひきだしを多く持っていたいなと思います。

さてさて、このイベントで私が見たチームはせいぜい10組くらいなのですが、超初心者の私でも「よく訓練されている」「まだ始めて間もない」チームというのはわかります。本当に小さな子供たちだけど思わず見入ってしまうような、しなやかなチームもありました。
私が見た中での一番は、ちょっとお姉さん(中学生か高校生か…)のペアのチーム。「二人だけでは、見栄えがしないんじゃ?」と思ったのですが、動き出してから終わるまで目が釘付けでした。シンクロ具合がすばらしい。回転の速度も一緒、ジャンプの高さや、足を上げる角度も同じ。表現の仕方も統一性がありました。これを氷の上で踊るんだから、アイスダンスも見応えがあるだろうなあ…、と気持ちはフィギュアスケートに。

以前は夢中になったフィギュアもここのところ、色々な問題が起きてイマイチ夢中になれないのですが、もうすぐ世界選手権です。カップル競技に注目しています。かなだい、楽しみ。


                    いろは坂でみつけた土筆

ふたつのコンサート2022年03月18日



                     近くの原峯公園の梅

この一週間でふたつのちいさなコンサートに行きました。

ピアノの生徒だった羽子岡智美さんのヴァイオリンを聴きに行ったのは、13日(日) 及川音楽事務所の「フレッシュガラコンサート第212回」(としま区民センター)。季節にぴったりのベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」を演奏してくれました。さわやかです。
この会場、昔の「豊島公会堂」?高校生のころに、合唱祭などでよく使ったものでしたが、まあ、りっぱなビルになっていること…。びっくり。

もうひとつは、rico musicの「第29回春のコンサート 改め 挑戦してみよう♪会」(大泉学園ゆめりあホール)。本来ならば、有観客の発表会だったのですが、コロナ禍でもなんとかステージに立ってもらおうということで無観客、そしてホールで演奏に挑戦!という趣旨に変更されたとのこと。
主宰の佐々木理子さんは合唱の指導もされており、今回、私の曲を演奏してくださることになっていたので、無観客ながら伺うことができました。

2年以上前に作った女声3部合唱曲「さくら」(はたちよしこ詩)など5曲は、私が歌いに行っている「フリーデルコール」の声を想像して書いたものですが、コロナ禍で演奏会が次々になくなり、初演も、うやむやなまま数年が経ってしまいました。今回、佐々木理子さんが歌いたいとおっしゃってくださり実現したものです。ホールで歌っていただき感謝!です。また、第3者に演奏していただくことによって、刺激を受けることもあり、大変有意義な時間を過ごすことができました。

羽子岡智美さんも佐々木理子さんもお教室を開いていらっしゃるので、ご興味のある方はホームページをのぞいてみてください。

バイオリン&チェロ教室・・・フロイデ音楽教室
ピアノ、声楽、合唱など・・・リコミュージック


60年前の…2022年03月03日

60年以上前の楽譜は、さすがに持っていません。というか、習っていません。というか、生まれてません。

ということで、60年前のお雛様です。


3月3日も過ぎたし、はやく片付けなくちゃ。
…お嫁に…

でも、来週洋子さんが遊びにいらっしゃるので、それまでは飾っておきます。

ポーラ美術館2021年06月26日

ポーラ美術館入り口
発表会が終わり、今週はレッスンはお休み。
ちょっとゆっくりしたいなと思い、箱根へ。
ほぼ一日、ポーラ美術館で過ごしました。

企画展は、藤田嗣治とモネ。
ベートーヴェンは初期、中期、後期と曲の変遷が語られますが、
藤田嗣治も同じように変化していくさまがとても興味深い。

帰り際に「6月生まれの来場者にカードをプレゼント」という文字を発見!「ねこのペンション」というポストカードをいただきました。ラッキー!
パンフレット類が置いてある棚の下段にそっと書いてあり、私よ!よくぞ見つけた!って感じです。

ポーラ美術館は、遊歩道が出来上がっていて、そこも散策。木々の中に彫刻も展示。マイナスイオンを十分すぎるほど浴びました。
フルートの音色も聞こえてきて、スーザン・フィリップスという作曲家の作品がスピーカーから流れていました。美術だけでなく、音楽も展示?されていたとは。でも、要らないような気もしました。あの場所は、鳥の声や木々の間を通る風の音で十分なのではないかなあ…。