合唱の未来を考える2019年02月20日

所属している合唱団「フリーデル・コール」の演奏会まで一か月を切りました。今日も朝から練習でしたが、本日は見学のかたがいらっしゃいました。私がここで歌うようになって1年が経ちますが、見学者は初めてです。お話を伺うと、今まで所属していた団体が、人数が減ったため消滅してしまい、歌い続けたいということで、いくつか見学していらっしゃるとのこと。

そこで思い出したのが、2月1日に参加した“平成の終わりから合唱の未来を考える”というセミナー。東京都合唱連盟と朝日新聞社の主催でした。
おおざっぱな内容は(だいぶ忘れちゃったけど)
・少子化以上に合唱離れは進んでいる。が高齢者の合唱参加は10年前より増えており、男女比は25:75)
・日本の合唱史
・学校教育における合唱(音楽の授業時間数がどんどん減って、合唱を取り上げる時間もどんどん減少)
・地方自治体と合唱
というようなもので、合唱人口を増やすにはどうしたらいいんだろね?というパネルディスカッションもありました。

問題はいろいろあると思っています。特に、子供の合唱環境。
たとえば、少年少女合唱団で楽しい経験をしても、男の子は変声期を迎えた後、なかなか続けることができない(受け皿が少ない)ということ。
音楽の授業は減っていますが、校内の合唱コンクールをやっている学校は、よく耳にします。しかし、それも年1回のことです。ピアノレッスンに来ている生徒を見ていても、打ち上げ花火のようにそのときだけ合唱をやっているように見受けられます。それでは、なかなか根付かないなあと思うのですね。

そして、大人の合唱。
今日の見学者のように、人数が減っている団体は多いです。フリーデルもそのひとつでしょう。やはり合唱は、人数が少ないと寂しい限り。歌う曲も限られてきます。
かなり意識して若返りを図っていかないと、存続するのは大変です。

考えるとキリがありませんが、少しでも合唱人口が増えるように何かお役に立てないかなと思う、今日この頃です。

フリーデル・コールの演奏会は、3月15日(金)14:00~ 府中の森芸術劇場ウィーンホールで行います。
入場無料です。
木下牧子さんの曲や、カーネギーホールで歌った曲を歌います。

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