音楽教室とJASRAC2017年06月08日

JASRACが音楽教室から著作権を徴収する利用規定を、文科省に届け出ました。とりあえずは大手の教室ですが、ゆくゆくは個人の教室も対象にするようです。音楽教室のほうは集団提訴する方向、などと話題になっています。


JASRACの著作物を利用した講座で、先生であろうと生徒であろうと「演奏する」場合に徴収の対象となるようです。となると、「ポピュラーピアノ教室」みたいなところはアウトですね。
普通の「ピアノ教室」で「私はクラシックしか教えませんっ!」みたいなところはセーフなのでしょうか?
普通の「ピアノ教室」で「ときどきイマドキの曲もやってます」みたいなところが一番多いかと思いますが、どうやって見分けるのでしょうね。
どんどん著作権のない昔の曲しかやらない教室が増えたりして…。保護主義がここにも!?

「クリエーターに対する敬意をもっと持ってもらいたい」とJASRACのかたはおっしゃっていますが、敬意を払っているからこそ曲を演奏してみよう、という気持ちになるのだと思います。加えて、楽譜を買うことで敬意を表すことにはならないのでしょうか。その点で言えば、楽譜を安易にコピーすることを止めるほうが敬意を表すことになるような気がします。
「楽譜のコピーはやめましょう」とあちこちに印刷してありますが、形骸化していますよね。

実は私も、著作物でほんの少~しだけお世話になっているので複雑ではありますが、教室を営む者、としての気持ちのほうが強いなあ。

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