発表会を聴きに行こう2017年09月27日

この1ヶ月で4回、近くのホールにピアノ発表会を聴きに行きました。秋になると、運動会や学芸会、文化祭と学校のイベントが目白押しなので、夏休みの終わりから9月は発表会シーズンです。

発表会は、指導者の音楽性が如実に表れます。興味深いです。生徒さんは一人ひとり違う曲を演奏しているのですが、音の鳴らし方、テンポの揺らし方、曲の捉え方…、似ているのです。複数の指導者がいる教室ですと、「あ、この生徒とさっきの生徒は同じ先生だな」とわかります。

これからピアノを習おう、子供に習わせよう、という方は、機会があれば発表会を見ることをお勧めします。

見るべきポイントは…
・学習者の発表会なので、音を間違えることは些細なこと、と思って聴く。(あまりにもたどたどしい演奏は、演奏者の練習不足ではなく、指導者の選曲ミスです。)

・良い音色で弾いている生徒が多いかどうか?
聴いているうちにわかってきます。ピアノ(弱い音)が響いているかどうか注目しましょう。

・曲を自分のものにしているか?
先ほど書いたように、指導者の音楽性が反映される演奏がほとんどです。そんな中にも、曲をしっかり把握し、自分なりに消化している生徒が必ずいます。そのような生徒が演奏すると、会場の空気が変わります。拍手もひときわ多いです。そのような生徒が多い教室は、きっと面白い指導をしているのだと思います。

その他、選曲や出演者などに注目してみると、その教室の特徴がわかるでしょう。

…などとエラそうなことを書いてしまいましたが、私たちの発表会もどう思われていることやら…恐ろしい…。