チャールズ・アイヴズのヴァイオリンソナタ ― 2019年01月28日
一橋大学佐野書院サロンコンサートにて、アイヴズのヴァイオリンソナタを聴きました。けこねーさまのお誘いです。いつも変わったコンサートにお誘いいただいて、感謝感謝なのであります。
佐野書院、すてきな空間です。ピアノの向こうの庭の木々が、四季折々色々な表情を見せてくれるのでしょう。今は冬なので、ちょっと寂しい…。でも陽光は春間近のような明るさ。
アメリカの作曲家、アイヴズは名前しか聴いたことがなく(不勉強で…)、作品を聴くのは初めてです。ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番と第3番。演奏は、Vl.甲斐史子さん、Pf.大須賀かおりさん。
2番を聴いたときは、いろんなテーマが次々出てきて振り回されている感じ。美しい響きが出てきた、と思ったらすぐにヴァイオリンとピアノがぶつかっての不協和音。それぞれが独立して演奏しているような場面も…。ちゃんと再現部はあったので、形は整っているのかなという気はしましたが、こりゃ難儀だわ…というのが第一印象。
イザイの「子供の夢」、クライスラー「オールドリフレイン」、サティ「左右に見えるもの~眼鏡なしで」という、ほぼ同年代に地球上で息をしていた(と解説者がおっしゃっていました)3人の、ちょっと安心感のある曲目のあと、ふたたびアイヴズの第3番へ。
覚悟していたせいか、2番でなじんだせいか?アイヴズが成長したのか?3番はずいぶん聴きやすい内容でした。とはいえ、やはり頭の中は「?!♯*$」でいっぱいになりました。
さて、サティは「眼鏡なしで」という曲でしたが、演奏後、ふたりで眼鏡やさんのはしごをして、どんな眼鏡が似合うか試着しまくりました。けこねーも私も「眼鏡ありで」なもので。
右目がまるくて、左目が四角というのがありました。かけている本人は気にならないと思いますが、見ているほうはどうにも居心地の悪い気分になりまして、頭の中が
「?!♯*$」でいっぱいになりました。まさにアイヴズ眼鏡でございます。
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